私がGoogle Keepを使い続ける理由 ― アナログの進化系としての魅力

かつて「3"×5"情報カード」を愛用していた私にとって、デジタルなメモアプリの中にカードの面影を求めるのは、ごく自然なことでした。Google Keepを初めて使ったとき、私はそこに紙の情報カードが正当に進化した姿を見たような気がしたのです。

Keepのどこに「情報カード使い」を惹きつける魅力があるのか、少し整理してみましょう。

  • 直感的な「カード」形式の表現
  • 自由自在な並び替え
    • 作成日・更新日でのソートはもちろん、手動で好きな位置へ移動できる。
  • 重要度に応じたストック管理
    • 最上部に「固定」する、その他は「メモ」に置く。
    • 終わったものは「アーカイブ」へ、不要なものは「ゴミ箱」へ。
  • 強力な検索機能
    • 全体検索だけでなく、メモの種類、ラベル、項目、さらには「色」でも絞り込める。
  • 柔軟な分類
    • 「ラベル」と「色」の組み合わせで、視覚的に整理できる。
  • 「大量のカード」を常に持ち歩ける機動力
  • チェックリストによるタスク管理

まさに至れり尽くせりといったところですが、もちろんこれらは現代のメモアプリなら珍しくない機能かもしれません。京大式カード(B6サイズ)などの大きなサイズを好む方からすれば、表現の自由度が低かったり、画像のレイアウトが制限されていたりと、少し物足りなさを感じる部分もあるでしょう。特にブラウザ版で編集する際、カードの横幅が広がらないことに不満を感じる方もいるかもしれません。

しかし、私はKeepの開発コンセプトを「3"×5"情報カードのデジタル化」だと勝手に解釈しています。つまり、最初からPCやタブレットを主役にするのではなく、「スマートフォンでいかに素早くメモし、閲覧するか」に特化した設計ではないか、と思うのです。

実際のところ、一般的なスマートフォンと3"×5"情報カードを並べてみると、そのサイズ感は驚くほど似ています。

スマホと情報カードの比較
(スマートフォンとカードは、ほぼ同等のサイズ感です)

メモを取るのも、読み返すのも、まずは手元のスマホで完結させる。PCはその蓄積されたデータを同期して、じっくり編集するための「拡張窓」に過ぎない。そう考えると、Keepのあの独特な制限も、潔い「最適化」の結果のように思えてくるのです。