匠技の居所

気になる言葉

お金に命を吹き込む

株価暴落というドラマの中で、銀行マンの主人公が放つ言葉である。貸す側の論理がそこにある。生きた金になるか、死ぬ金になるかの違いである。企業からすると、ただ今を生き延びるために借りるのではなく、その資金で復活再生し、そして次に発展し得るかどうかの金にしなくてはいけないのである。

私個人で金を使う場合も一緒である。今、手に握っている一万円を何に使うのか?パチンコ、居酒屋で使ってしまうのか、それとも、書店に行って啓蒙書を買い、読書するのか?同じ一万円だが、将来への投資という観点からみると、価値は全く違う。

そして、お金という単語を時間という言葉に置き換えても一緒である。今からの一時間をどう使うかによって、時間に命を吹き込むことができるのか、それとも、単に寿命までの一時間を無為に過ごしたかによって、人生の未来が変わる。私にとっては余生が変わると言ってもいいのであろう。

記載 2018年7月8日


絶滅が規則であって、生存は例外である。

カール・セーガン氏がのたまった言葉らしい。らしいというのは、彼の著書からこの言葉を知ったわけではない。「ダーウィンの警告」という小説から得たのである。

この言葉は宇宙規模の話であり、身近的には地球上の地学的なものである、と私は認識している。。生物区別の種として絶滅の方向に向かうのが真実であり、種としての生存の期間は短いものだと、受け取った。

ただ、矛盾を感じるのは、絶滅が規則であるなら、誕生というか、種の発生も規則のはずである。死というものが有り得るのは、誕生があるからである。誕生なくして、死は無い。その過程として、生存がある。

記載 2016年12月25日


トラップ

スマホアプリには「いったん手を出したら延々利用し続けてしまう」トラップが仕掛けられている。

これは雑誌「SPA! (2016年12/27号)」の中に書かれていた内容である。これを見た時、様々なものに、トラップが仕組まれていると、感じたのである。

テレビの中にも、一杯入っている。毎週続くドラマとか、お笑い芸人が織りなす馬鹿なバラエティ。なんとなく次も見たくなるように演出されている。そして、番組と番組の間に挟まれている、番組の紹介など。

パチンコ、パチスロにもトラップらしきものが多々ある。これはもろに射幸心を煽るトラップである。もう、トラップ自体が射幸心と言ってもいいのである。

ハマル物事には、多かれ少なかれトラップがあると思った方がいいのかもしれない。 それを認識しながら、様々なことに興味を持ち、はまっていきたいものである。

記載 2017年 2月26日


生き続けるためにしなくてはいけない事がある

地震は最後の審判ではない。最初の段階で生き残ることができたなら、生き続けるためにしなくてはいけない事がある。

災害に遭遇し運良く生き残る事ができたなら、生きている者の努めを果たさなくてはいけない。嘆き悲しむ事ではない。自分のためだけでなく生きている者が協力しあい他人の為に動くことである。災害の度合いにもよるが、公の機関が当てにできれば良いが、最悪の場合、自力で生き抜くことも必要であろう。人類というものが誕生して運良く壊滅的な被害が起きなかった事は幸いであるが、将来はわからない。いつ国全体、世界全体の災害が起きるかもしれないし、もしかしたら、今の環境破壊による温暖化は数百年単位で進行している大災害かもしれない。国家消滅、民族消滅の際に仮に生き残る事ができたら、自分は何ができるのであろう。