Nのシーケンス番号の順番が前後してきているのは、現場で適宜改良修正しているためである。俗にいう、スパゲティコード状態になっているのは申し訳ない。直すのが面倒なのと、修正してのバグの混入をさけるためである。
まず、行っていることは、
- 必要なら工具交換
- 工具に合わせた工具長補正、工具径補正設定
- 初期の位置決め 私は工具長設定の確認作業を行っている
- 切削条件の設定 回転数と送り
- 座標パターンに合わせて、穴加工
- 回転と切削油を止める
- 工具交換位置に退避
- 終了
穴パターンはOPAT.SSBというファイルに記載しておく必要があります。
OSETT、M201(OEND)という別のサブプログラムを呼んで、加工に入るまでの処理と、加工が終わってからの処理を行っています。同一の作業を細分化して出来るだけ同じ処理はマクロ化しています。
G113 X100 Y46 Z-20 R-5 Q9 F100 T04 U05 S2000 A73 W80 C70
G113 X100 Y46 Z-20 R-5 Q9 F100 T04 U05 S2000 A73 W80 C70 P3
X: 初期設定位置 この座標では穴をあけない。
Y: 初期設定位置 この座標では穴をあけない。
Z: 穴底位置
R: 戻り位置
Q: ステップ送り量 Qを加工長より大きくするとG81相当になる。
F: 送り1→F1 2→F2 3→F3 4→F4 それ以外はその数字
T: 加工工具
U: 交換待機工具
S: 回転数
A: 73→高速深穴加工 84→タップ加工 それ以外は深穴加工
W: G71での戻り位置 指定がない場合はG71 Z80になる
C: Zの初期設定位置となり、工具長補正の間違い等ないか確認する位置
P: OPAT.SSB内のOPAT1~OPAT9を選択。Pを指示しない場合は1となります。